イライラの原因をランキングで整理|育児・子育てや男性更年期まで
日常生活で抱えるイライラの主な原因はストレスです。自分にとってのストレス源を把握すれば、イライラを抑える対策を行えます。ストレスの原因ランキングを紹介するので、「自身のストレス源はなにか?」を理解しましょう。
1位:仕事関係
イライラの原因1位は、仕事関係によるものです。仕事がはかどらずに時間だけが過ぎていく・仕事が忙しい・サボっている人を見るとイライラするなど、仕事自体に関するものから職場の人間関係まで幅広く含まれています。
2位:人間関係
人間関係に対しても、多くの人がイライラを抱えています。人とのコミュニケーションが苦手・身近に苦手な人がいるなど、生活や仕事においての悩みが多いようです。またコミュニケーションをとること自体に苦手意識を感じるのは、若年層に多いと言われています。
3位:夫・妻との関係
夫婦間の関係も、イライラの原因の1つです。価値観の違いや子育てに関する意見の相違、片方が休日だらだらしているなど、パートナーへの不満がイライラを生む傾向にあります。
参考:
https://allabout.co.jp/gm/gc/299093/3/
育児・子育てが原因になるケースも
ランキング外ですが、大きなストレス源として育児・子育てもあります。子育ては非常に大変、かつ母親への負担が大きくなりがちです。夫婦間でよく話し合い、お互いが協力し合えればよいですが、やはり難しいのが現状でしょう。また育児や子育てばかりで「自分の時間がとれない」「思い通りにスケジュールが進まない」といったイライラを抱えるケースも多いです。
男性更年期も要注意
見過ごされがちなイライラ源が、男性更年期です。男性更年期はテストステロン(男性ホルモン)の低下が原因で、30代後半からはじまります。疲れがとれない・意欲がわかない・イライラしやすいなどの症状が起こり、周囲にきつくあたってしまうというケースもあります。
イライラに効く!おすすめ対策ランキング|生活習慣から食生活まで
多くの人が抱える「人間・仕事関係」「育児・子育て」「男性更年期」などのイライラ源は、1つ1つが大事に至ることはありません。もちろん、人間関係は周囲との話し合いや距離をとること・育児や子育てに関しては夫婦で話し合う・男性更年期にはテストステロンを上げるなどの対策があります。
しかしストレスの大きな問題は、体調面に悪影響を及ぼすことです。ストレスを抱え続けると、睡眠不足や食生活の乱れによってホルモンバランスが崩れ、ストレスを大きく感じるようになり、イライラへつながるのです。イライラを抑えるためには、良質な睡眠と食生活の改善といった対策が必要となります。
医師がおすすめするイライラ解消ランキング
医師がおすすめするイライラ解消ランキングは、下記のとおりです。
1位:家族・同居人とコミュニケーションを取る
2位:美味しいものを食べる
3位:睡眠をとる
参考:
https://cancam.jp/archives/864058
注目すべきは、3位に「睡眠をとる」が挙げられている点です。睡眠不足はホルモンバランスの乱れにつながることがあり、心を病むほどの大きなストレスになります。
良質な睡眠
イライラを解消するためには、良質な睡眠・ホルモンバランスを整える栄養摂取が重要です。良質な睡眠をとるためには、就寝3時間前に食事を済ませる・温かい飲み物で眠気を促す・シャワーではなく入浴するといった対策が必要となります。そのほか、副交感神経を優位にすることで睡眠の質が高まります。日光を浴びる・軽い運動やストレッチ・リラックスする・笑うなどが睡眠の質を高める効果的な方法なので、取り入れてみてください。
ホルモンバランス
ホルモンバランスを整える栄養素は、大豆イソフラボンやビタミンE、パントテン酸などが挙げられます。これらの栄養素は大豆食品やナッツ類、卵などに多く含まれるため、積極的に摂取しましょう。食事からの摂取が難しい場合は、サプリメントの活用がおすすめです。
精神科でイライラを抑える薬をもらうことについて
イライラしたときに精神科を受診すると、精神安定剤をもらうことがあります。精神安定剤とはなにか?作用や副作用について解説します。
精神安定剤とはなにか?
精神安定剤とは、不安や緊張、イライラなどを軽減・解消する薬です。使用には医師からの処方が必要で、「マイナートランキライザー(抗不安薬)」「メジャートランキライザー」の2種類あります。
作用と副作用について
精神安定剤は中枢神経に作用し、不安の緩和・気分を落ち着かせるなどの効果が期待できます。薬の作用時間は種類によってさまざまですが、即効〜30分ほどで気持ちが落ち着きはじめます。ただし精神安定剤の中の「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」には、長期間・多量の服用を継続することで、耐性や依存性が生じるケースがあるため注意が必要です。
サプリメントを取り入れてみよう
精神安定剤の服用は、イライラ抑制に効果があると言われています。ただし長期間および多量の服用は依存性が生じる可能性があるため、まずは食生活の見直しがおすすめです。食生活でバランスの取れた栄養素を摂取することで、結果的にイライラ対策にもつながります。まずは、お食事の回数やお召し上がりの時間など、食生活全体のバランスを整えることがおすすめです。さらに不足しやすいビタミン・ミネラルの不足に気をつけて積極的に摂取することもおすすめです。お食事をしっかりと食べられない方や、忙しくてお食事の時間がなかなか取れない方など、どうしてもお食事からの摂取が難しい場合は、サプリメントなどからの積極的な摂取もおすすめです。